弁護士コラム『昨年を振り返って』（弁護士 村松康之）

弁護士 村松康之

昨年も様々な事件を担当させていただきました。

その中でも自分が成長できたと感じたのは、海外への進出をお手伝いさせていただいた案件でした。
皆様もご存知の通り、日本国内の需要が先細る中、企業は生き残りをかけて海外に進出しようとしています。私がお手伝いした中には、人材不足が見込まれる業界において、先手を打つ形で東南アジアに人材育成の学校を設立するという事業がありました。

クロスボーダーの案件ですので、現地の言語、英語及び日本語での契約書の作成、事業の特性や現地の生徒の特性を考慮した事業計画の立案等を行う必要があります。そのような業務における弁護士の役割は、「生き残り」をかけた企業に、リスクの見通しを明らかにするとはもちろん、海外進出によって、どのような相乗効果や収益拡大が見込めるかを法的に教示することです。このような業務を担当していると、時に大きな不安感に襲われることもありますが、事業が順調に推移した暁には、大きな喜びを感じることができます。

弊所も、このように企業の海外進出に対する法的サポートを強化していく所存ですので、どうぞお気軽にご相談ください。

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