トピックス

HOME > 弁護士コラム『既存ルールで立ち止まらない弁護活動』(弁護士 内田健太)

弁護士コラム『既存ルールで立ち止まらない弁護活動』(弁護士 内田健太)

弁護士 内田健太

「退職代行」が増加しています。

そのような折、「弁護士を通じて『今日から欠勤し、有給を全消化する。有給消化と同時に退職する。既勤務分の給料及び有給期間中の給料を支払え。』との通知が来た。担当者が急に不在になり被害が生じた。」という相談を受けました。

一般的な文献には、労働者は「理由を要せず契約を解除できる」との記載があります。同記載からは、今回も先方の請求を受け入れるという結論に至りそうです。

もっとも、会社の損害発生が明白な状況下での当日の退職を受忍せざるを得ないという結論はどうしても納得ができませんでした。

そこで、「今回の退職は、労働者の権利濫用である。濫用的退職による損害賠償を請求する。」という強い姿勢を示して交渉し、有給期間中の給与のみならず、既勤務分の給料についても支払わない内容での解決に至りました。

今年も、既存ルールで立ち止まらず、ルール自体の妥当性や例外の有無をギリギリまで突き詰め、依頼者の利益を最大化するための弁護活動を行えるよう、精進してまいります。

 

弁護士 内田健太 プロフィール

弁護士 内田健太

 

 

弁護士 内田健太に法律相談をしたい方は、村松法律事務所までご連絡ください。

お問い合わせ

〒060-0002
札幌市中央区北2条西9丁目インファス5階
TEL 011-281-0757
FAX 011-281-0886
受付時間9:00~17:30(時間外、土日祝日は応相談)

はじめての方でもお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ

お悩みや問題の解決のために、私たちが力になります。折れそうになった心を1本の電話が支えることがあります。
10名以上の弁護士と専門家のネットワークがあなたの問題解決をお手伝いします。まずはお気軽にお問い合わせください。